印鑑職人の最高峰

印章刻印技師イメージ

印鑑を作る人は日本に多く存在します。その中で、一流の職人と呼べるのはどれくらい居るのでしょうか?

実は、印鑑を作る上で印章刻印技師を名乗るには、国家資格が必要です。
この資格には木彫りとゴム彫りの二種類があり、また1級2級と分かれています。
この試験に合格するためには、学科試験、実技試験に合格しなくてはならず、特に実技は制限時間内に決められた枠の中に決められた文字を彫らなくてはならず、内容的にも体力的にもかなり難しいもののようです。
修行して実力をつけることと、試験を受ける体力を考えて、殆どの方が30代前後でこの資格取得を目指します。何気なく使っている印鑑にも、職人の技が詰め込まれているんですね。

さらに、はんこを作る職人の中でも最高峰と言われているのは、一級印刻師です。
この一級印刻師を名乗るためには、印章刻印技師1級の資格の他に、日本印章協会の資格が必要になります。
これが、どんな試験かといいますと、一年間、毎月出された課題の作品を日本印章協会に提出して毎月審査に合格しなければなりません。
一度でも不合格になればそれまで、またチャレンジするためには0からのスタートという厳しい制度になっています。

さらに作品だけでなく、人間としても合格をもらえなければ、審査には通りません。
職人の世界ともなれば、後進を育てるという役割もありますから、人柄も重視されるわけです。
一級印章刻印師に比べ、この一級印刻師はとてつもない難関で、日本に数名しか居ません。
小さな面に細かく文字を刻んでいくという、日本が誇る職人技は世界でも認められています。
なんと、あのマイケル・ジャクソンも日本の職人が作ったはんこを持っていたんです。
「舞う」「蹴る」「雀」「村」と書いてマイケル・ジャクソンと読むはんこだったそうです。
そのはんこを作った職人のもとにはサイン入りのチケットが送られたそうです。
なんとも粋な話ですね。

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